2012年10月02日
最終回
2010年8月20日に勃発した師弟対決ですが、とうとう勝敗がつきました。
今月の9月11日に自己ベストの101を出し、次回予定の9月29日には間違いなく100を切るであろう私ではありました。
これに対しドシロウトのフトシ君はこの時点で、残りシーズンを3泊4日の東北遠征、
1泊2日の南アルプス遠征を控えていました。
100切りは間近だと悟ったフトシ君ではありましたが、上記釣りでは結果は出ず・・・・
迎えた9月29日。9月最終の土曜日であり、私のゴルフの日。
残念ながらフトシ君は子供の運動会。
みなさんの予想通り順当にいけば勝つのは私です。
しかし!
私は知っていました。最後のチャンスにかけるべくフトシ君の執念を!!
彼は運動会に行かず釣りに行けばいいのです。その為、娘がよくバケツにのって遊んでいるのを
知っていた彼はそのバケツに細工をしたのです。
バケツにヒビ入れました!!!
バケツに乗る→バケツ割れる→娘転倒→骨折→入院→運動会欠席
みごとな作戦です。釣りの技術はまだまだですが、釣りたいクン魂はかなり成長していました!
ここまでして釣りに行きたかったんだと思うと師匠としては涙が出ました。
しかし、作戦は失敗し
バケツに乗る→バケツ割れる→娘転倒→足の骨ヒビ入る→娘アナウンス係→運動会出席
残念ながらフトシ君には残された日は最終の日曜日だけとなってしまいました。
しかし、それでも現場に行くと言っていた彼の成長にまたまた涙か出ました。
ここで私が100を切ったら私の勝ちになります。10月も2回ゴルフに行く予定であり
私にはまだチャンスがあります。彼の心意気に打たれた私のスコアは
111・・・・
普段は数えない空振りを数え、OKパットを断りました。
空振り7回、OK断って2パット5回
そして翌日フトシ君は僕の気持ちが通じたらしく
31cm
おめでとう!君の勝ちだ!!
約束の5万円を渡そう!10万にしとけばよかったのに。
でもガイド料があるから差額の2,400円払ってね。
頑張ればドシロウトでも2年ちょっとで尺イワナは釣れることがわかりました。
これは私の釣りに対する心構えから技術までのトータル的な教え方がよかった
のが1番だと思いますが、よく頑張り、みごとな釣りたいクンになりました!
私はもう釣りたいクンではないので、この勝負の終了とともにこのブログも
終了します。
みなさん今までありがとう!!
何かあったらフェイスブックでお会いしましょう!
今月の9月11日に自己ベストの101を出し、次回予定の9月29日には間違いなく100を切るであろう私ではありました。
これに対しドシロウトのフトシ君はこの時点で、残りシーズンを3泊4日の東北遠征、
1泊2日の南アルプス遠征を控えていました。
100切りは間近だと悟ったフトシ君ではありましたが、上記釣りでは結果は出ず・・・・
迎えた9月29日。9月最終の土曜日であり、私のゴルフの日。
残念ながらフトシ君は子供の運動会。
みなさんの予想通り順当にいけば勝つのは私です。
しかし!
私は知っていました。最後のチャンスにかけるべくフトシ君の執念を!!
彼は運動会に行かず釣りに行けばいいのです。その為、娘がよくバケツにのって遊んでいるのを
知っていた彼はそのバケツに細工をしたのです。
バケツにヒビ入れました!!!
バケツに乗る→バケツ割れる→娘転倒→骨折→入院→運動会欠席
みごとな作戦です。釣りの技術はまだまだですが、釣りたいクン魂はかなり成長していました!
ここまでして釣りに行きたかったんだと思うと師匠としては涙が出ました。
しかし、作戦は失敗し
バケツに乗る→バケツ割れる→娘転倒→足の骨ヒビ入る→娘アナウンス係→運動会出席
残念ながらフトシ君には残された日は最終の日曜日だけとなってしまいました。
しかし、それでも現場に行くと言っていた彼の成長にまたまた涙か出ました。
ここで私が100を切ったら私の勝ちになります。10月も2回ゴルフに行く予定であり
私にはまだチャンスがあります。彼の心意気に打たれた私のスコアは
111・・・・
普段は数えない空振りを数え、OKパットを断りました。
空振り7回、OK断って2パット5回
そして翌日フトシ君は僕の気持ちが通じたらしく
31cm
おめでとう!君の勝ちだ!!
約束の5万円を渡そう!10万にしとけばよかったのに。
でもガイド料があるから差額の2,400円払ってね。
頑張ればドシロウトでも2年ちょっとで尺イワナは釣れることがわかりました。
これは私の釣りに対する心構えから技術までのトータル的な教え方がよかった
のが1番だと思いますが、よく頑張り、みごとな釣りたいクンになりました!
私はもう釣りたいクンではないので、この勝負の終了とともにこのブログも
終了します。
みなさん今までありがとう!!
何かあったらフェイスブックでお会いしましょう!
2012年09月30日
終わりました
今シーズンは息子のサッカーにつきあい、自分の釣りはほとんどしませんでした。
しかし、弟子のフトシ君が
「それでは困ります、もちろんタダとは言いませんので師匠の
技術を僕に継承してください」
と土下座をして頼むので、サッカーの合間を縫いフトシ君に付き合いました。
本日をもちまして今シーズンも終了となりましたので、清算をしておきます。
3月3、4日 狩野川特別ガイド 18,000円
4月7日 忍野ガイド 10,000円
7月21、22日 北アルプス特別ガイド 18,000円
スペシャルフライ32本×200円 6,400円
計 52,400円
今年中に払ってくれればいいよ。
しかし、弟子のフトシ君が
「それでは困ります、もちろんタダとは言いませんので師匠の
技術を僕に継承してください」
と土下座をして頼むので、サッカーの合間を縫いフトシ君に付き合いました。
本日をもちまして今シーズンも終了となりましたので、清算をしておきます。
3月3、4日 狩野川特別ガイド 18,000円
4月7日 忍野ガイド 10,000円
7月21、22日 北アルプス特別ガイド 18,000円
スペシャルフライ32本×200円 6,400円
計 52,400円
今年中に払ってくれればいいよ。
2012年07月23日
2度とない(したくない)体験 前編
7月21日(土)
前日も雨が降ったようで釣りが出来るか心配していたが、出来そうだったので現場に向かった。
山のふもとでは雨も降ったりしたが、時折晴れ間も見え何とか釣りが出来そうだった。
40mほど崖を下り左岸にある支流を渡って本流を釣るいつものコースへ4号とフトシ君と。
その他のメンバーは上流と下流に分かれた。
8:30頃 釣り場に向かい歩き始めた。小雨だったのでカッパは着ていた。
9:00頃 川に着いた。川は濁りもなくほんの少し水が多いかなという感じだった。
10:08 いつの間にか雨はあがっていて4号はカッパを脱いでいたのがわかる。
10:13 2cm足りない・・・
11:10 雨が強くなり収まる気配がなかったので時計を見た。多分11:00頃から雨が強くなったのだと思う。
この状態が長く続いたら増水等の危険があるので強くなり始めた時間を見ておこうと思った。
この時は1時間この状況が続いたらやめようと考えていた。(ただしこの「1時間」には安全だとか危険だとか
の根拠になるものはない。あくまで自分の目安)
釣りが出来ないほどではなかったので釣りを続けた。
11:30頃 白っぽく濁ってきたのと、雨が弱くならないので僕は2人に戻ろうと言った。
4号はこの前から「戻ろうかオーラ」を出していたので(僕はそう感じていました)
戻るタイミングを決めるのは僕だと思っていました。
4号が戻ろうと言わなかったのは
・4号は尺を釣っていた
・まだ釣りが出来る状況であった
からかな?言ったとしても
4号「戻ろうか?」
3号「僕はまだ尺釣ってない」
という会話が成立するのが目に浮かびます。
自分の中では早めの判断をしたつもりでした。
合流点まで下って本流の下流部を釣ってるスギ爺と、鯉作と合流して支流を釣る!
合流出来なかったら昼間から宴会!
の予定で!!!
下っている途中で雨は弱くなり、戻るのはやめてここをまた釣ろうかという考えも脳裏をよぎりましたが
支流は数が出るのでまあいいかと・・・
11:55 もうすぐ合流点という所で僕は先頭を歩いていました。ふと後ろを振り返ると4号がポカンとしていました。
4号の目線を見ると・・・
なんじゃこりゃーーー!!です
合流点(朝渡った所)
合流点の下流
合流点の上流(これから釣る予定だった支流)
すぐに
渡れない=帰れない
下流で釣りしてるスギ爺と鯉作がヤバイ(死んだか!?)
と思いました。
12:00 携帯で2人の安否を確認したら無事とのこと。
この時僕らの状況を説明し「渡れないからもう少し待ってみる」と言ったかと思うが
待ったところでどうにもならないとは思っていました。
で、どうしよう???まずい状況だということは百も承知だがどうしていいかわからない。
12:10 狂四郎さんの安否確認電話。
目の前の水量はこんなでしたがこの上流で釣りをしている狂四郎さんは大丈夫だろうと
思っていました。僕のイメージだと上流は普段はあまり水量がないため目の前と上流部の状況が頭の
中で一致しませんでした。
話をしたときはそんなに慌てた感じでもなかったのでヤバイのはここだけだと・・・・
とりあえず考えました。
①ヘリ?たまにTVで見るこいつはバカかと思う中州に取り残される人。その人と同じじゃねーか!
僕もTVに出るんだろうか??お金っていくらかかる??タダ??
②水が引くまで待つ??いつまでかかるかわからない。引かなかったら野宿だ。
標高1500mで濡れた服着で一晩過ごせる?
③3人でスクラム組んでも渡りたくない。絶対流される。流されたら死ぬ。息子たちがかわいそう。
④このまま支流の右岸を歩いて行っても崖があったり歩ききれないよな・・・
⑤本流をずっと上がっていけば道に出るはず。ただし距離や時間は不明。そして本流もこんなに
ならないとは言えない。こういうときはむやみに動いてはいけない。
②でうまく水が引いてくれれば誰にも迷惑はかけずにすむな。でも引かなくて暗くなってしまったら
おしまいだ。判断は早い方がいい。
で
12;20 ふもとにいる三歩さんに電話
「とりあえずザイル持って来てくれませんか?」
つづく
おしまい
前日も雨が降ったようで釣りが出来るか心配していたが、出来そうだったので現場に向かった。
山のふもとでは雨も降ったりしたが、時折晴れ間も見え何とか釣りが出来そうだった。
40mほど崖を下り左岸にある支流を渡って本流を釣るいつものコースへ4号とフトシ君と。
その他のメンバーは上流と下流に分かれた。
8:30頃 釣り場に向かい歩き始めた。小雨だったのでカッパは着ていた。
9:00頃 川に着いた。川は濁りもなくほんの少し水が多いかなという感じだった。
10:08 いつの間にか雨はあがっていて4号はカッパを脱いでいたのがわかる。
10:13 2cm足りない・・・
11:10 雨が強くなり収まる気配がなかったので時計を見た。多分11:00頃から雨が強くなったのだと思う。
この状態が長く続いたら増水等の危険があるので強くなり始めた時間を見ておこうと思った。
この時は1時間この状況が続いたらやめようと考えていた。(ただしこの「1時間」には安全だとか危険だとか
の根拠になるものはない。あくまで自分の目安)
釣りが出来ないほどではなかったので釣りを続けた。
11:30頃 白っぽく濁ってきたのと、雨が弱くならないので僕は2人に戻ろうと言った。
4号はこの前から「戻ろうかオーラ」を出していたので(僕はそう感じていました)
戻るタイミングを決めるのは僕だと思っていました。
4号が戻ろうと言わなかったのは
・4号は尺を釣っていた
・まだ釣りが出来る状況であった
からかな?言ったとしても
4号「戻ろうか?」
3号「僕はまだ尺釣ってない」
という会話が成立するのが目に浮かびます。
自分の中では早めの判断をしたつもりでした。
合流点まで下って本流の下流部を釣ってるスギ爺と、鯉作と合流して支流を釣る!
合流出来なかったら昼間から宴会!
の予定で!!!
下っている途中で雨は弱くなり、戻るのはやめてここをまた釣ろうかという考えも脳裏をよぎりましたが
支流は数が出るのでまあいいかと・・・
11:55 もうすぐ合流点という所で僕は先頭を歩いていました。ふと後ろを振り返ると4号がポカンとしていました。
4号の目線を見ると・・・
なんじゃこりゃーーー!!です
合流点(朝渡った所)
合流点の下流
合流点の上流(これから釣る予定だった支流)
すぐに
渡れない=帰れない
下流で釣りしてるスギ爺と鯉作がヤバイ(死んだか!?)
と思いました。
12:00 携帯で2人の安否を確認したら無事とのこと。
この時僕らの状況を説明し「渡れないからもう少し待ってみる」と言ったかと思うが
待ったところでどうにもならないとは思っていました。
で、どうしよう???まずい状況だということは百も承知だがどうしていいかわからない。
12:10 狂四郎さんの安否確認電話。
目の前の水量はこんなでしたがこの上流で釣りをしている狂四郎さんは大丈夫だろうと
思っていました。僕のイメージだと上流は普段はあまり水量がないため目の前と上流部の状況が頭の
中で一致しませんでした。
話をしたときはそんなに慌てた感じでもなかったのでヤバイのはここだけだと・・・・
とりあえず考えました。
①ヘリ?たまにTVで見るこいつはバカかと思う中州に取り残される人。その人と同じじゃねーか!
僕もTVに出るんだろうか??お金っていくらかかる??タダ??
②水が引くまで待つ??いつまでかかるかわからない。引かなかったら野宿だ。
標高1500mで濡れた服着で一晩過ごせる?
③3人でスクラム組んでも渡りたくない。絶対流される。流されたら死ぬ。息子たちがかわいそう。
④このまま支流の右岸を歩いて行っても崖があったり歩ききれないよな・・・
⑤本流をずっと上がっていけば道に出るはず。ただし距離や時間は不明。そして本流もこんなに
ならないとは言えない。こういうときはむやみに動いてはいけない。
②でうまく水が引いてくれれば誰にも迷惑はかけずにすむな。でも引かなくて暗くなってしまったら
おしまいだ。判断は早い方がいい。
で
12;20 ふもとにいる三歩さんに電話
「とりあえずザイル持って来てくれませんか?」
おしまい